恒久平和を願う「獅子吼(ししく)乃搭」


2012年に新しいモニュメント「獅子吼乃搭(ししくのとう)」を建立しました。
獅子吼乃搭は、5体・3種類の大獅子で構成し、中央に壷屋焼シーサー。
2対の希少な中国産大獅子(鶏血石:玉石)と唐三彩(陶器)の獅子像が鎮座しています。
本獅子一対は1985年に開催された「科学万博(Tsukuba Expo'85)」にて、中国館の入り口に飾られていたもので、
中国と沖縄の文化交流の象徴として譲渡されたものです。
緑釉・黄色・鉄釉、三色による加飾技法は唐の時代に始まり今日におよんでいるもので、一般に「唐三彩」と呼ばれています。
仿明太祖孝陵の石獅子本獅子像一対は、中国南京にある明の太祖孝陵の参道に据えられた石獅子を中国桃源の彫工房で忠実に復元製作されたものです。
原作の製作年代は1400年代初頭と考えられ、また材質は玉石の鶏血石で、大変硬く彫刻が難しいものです。
獅子1体が約2トンあり軽自動車2台分の重量になります。
このモニュメントは、邪気を祓い多くの福を招きいれ、
沖縄から世界の恒久平和の願いが込められています。
現在では来園者の皆さまの記念撮影スポットとして親しまれています。
おきなわワールドの「王国歴史博物館」では、沖縄や日本国内をはじめ、世界各地のシーサー(獅子)、約300点を所蔵しています。 貴重なコレクションの数々をどうぞお楽しみください。
王国歴史博物館スペシャル企画「沖縄と世界のシーサー」
王国歴史博物館スペシャル企画「沖縄と世界のシーサー」